はじめに

ようこそ。 この場は、書籍、音楽、映画、雑感、などなど、今の自分がどんなことを考え、どんなことに興味をもっていたのか、後で見返すためのもの…? じゃあわざわざブログとして世に出さずともよいではないか、日記でもつけとけ、と心の中の別の自分が騒い…

ヤマメとサクラマス

何かを選ばないといけないような、 何か一つに決めないといけないような、 ある種の強迫観念が年々強くなっているような、 どうもそんな気がする。 普段はかなりヘラヘラフラフラしているがそれは仮の姿であるというか、同じ布の表と裏のどちらを見ているか…

金継ぎの思想と、やさしい日本語

昨年秋に社会人なるものになって以降、諸々を持て余すようになり、結果、狂ったように旅行をしている。もっとも、旅行というかもはや巡検、ひとり修学旅行、ひとり林間学校…...なのだが、ともあれ今回は中国四国の一部をまわっている。 そんな中、どうしても…

桜色というものはあるけれどない。しかし確かに桜色というものは、ある。 ピンクとも白とも灰色とも違うが、では何色なのかと言われると、よくわからない。何色で描いたとしても、桜の絶対性とは一致しない。他方で、空があってはじめて桜がわかる、すなわち…

おもしろい通勤通学

今の下宿に引っ越してきてから4年が経とうとしている。 越してきたばかりの頃はどのルートで行くと最短なのかを探るべく、毎日違う道を通って通学していた。基本的に毎日通学した。というのも、授業や実習、サークルといった大学での用事は開始時間が決めら…

書店でもらったブックカバーが捨てられない

最近、こんなご時勢ということもあって、部屋の片付けをしている。 調味料、服、プリントなどの整理を終え、いよいよ本棚の整理に取り掛かったのだけれど、あることに気づいた。 どの本にも書店でもらったブックカバーがかかっていて、何の本なのか一目でわ…

続・新幹線と私 -ばらの花 / くるり

"安心な僕らは旅に出ようぜ 思い切り泣いたり笑ったりしようぜ" - ばらの花 / くるり coverd by A Cappella Group, suisai 以前の帰省の際に、新幹線の中でこんな文章を書いた。 前回は幸いにも座れたので悠長に車窓から写真を撮るなどしていたが、今回は年…

変化と喪失

疲れからか、2日連続で逆方向の電車に乗ってしまう。 場末の焼酎一杯で、頭が痛くなってしまう。 課題の締め切りが守れなくなる。 以前好きだったひとに、何もときめかなくなってしまう。 年を重ねていくにつれて、もちろん経験が増え、視野が広くなり、こな…

新幹線と私

新幹線に乗っていたら、新幹線のことが、新幹線と共にあった自分の人生が、なんだかとても愛しくなってしまったので、書いてみる。 初めて新幹線に乗ったのがいつなのかは覚えていない。けれど、物心つく頃には半年に一回の楽しいイベントのひとつとして、「…

山と川とルイ14世 前編

お久しぶりです。 ”境界”と人間の話をしてみようと思います。 まず、突然ですが、ルイ14世のお話。 kotobank.jp 自然国境説、というものです。ここにもあるように、領土とか国家とかの境界を、人々の言語・宗教・習慣などといった文化的な特徴ではなく、山や…

もしも君が泣くならば

浪人時代の話です。 www.youtube.com これいい曲です。素直。若い。青春。高校。現在、周りの様子を窺いながら生きてる身分にとってかなり痛快。普段からこれぐらい言いたい放題ぶちまけて生きたいものです。懐かしい。 "人間なんて誰だって駄目なんだ" 少し…

お前なんで音楽やってんだよ

音楽の話をします。 まずピアノで考えてみましょう。独学でピアノを練習してる人の話は今回は扱いませんごめんなさい。習いに行った場合の話をします。 ピアノを習いに行くと、発表会、ってものがあるのではないでしょうか。出る出ないは先生と相談して決め…